ある日、こんなツイートが流れてきました。
【岐阜で山奥ニートしませんか?】
— WAKE HOUSE〜遁世舎〜岐阜ルームシェアハウス (@WAKEHOUSE_) July 20, 2021
・光熱費、食費含め月4万円程度で生活できます
・川遊び、BBQ、花火…のんびり過ごしませんか?
・時間がゆっくり流れています
・ウグイスやひぐらしの鳴き声に包まれながら昼寝できます
・ネット完備
・一度見学or短期滞在にお越しください pic.twitter.com/oXDSmDUpDI
会社勤めをしていない私は、どこへ行ってもネットさえあれば生活できます。だから、海や山の暮らしにもともとすごく興味がありました。さっそくオーナーのWAKEさんに連絡をとり、7/24~25の週末土日を使って遊びに行くことに!
結果、大阪の人混み・喧騒とは無縁な、とてもゆっくりした素敵な時間を過ごすことができました!
WAKE HOUSEってどんなところ?
WAKE HOUSEは山奥でのんびり暮らしたい人向けのシェアハウスです。キャッチフレーズは「ここに住みたいワケがある」
都会にもさまざまな目的のシェアハウスがあります。生活費を抑えたい人が集まったり、クリエイター志向の人が集まったり。今回のWAKE HOUSEはコンセプトが異なります。岐阜県本巣市の山奥という田舎にオープンしたことからも分かるとおり、都会暮らしに疲れた人、ブラック企業や会社勤めで限界を感じる人、対人関係に問題を抱えた人、田舎暮らしに憧れる人などに向いている、と言えば伝わるでしょうか。そんなシェアハウスです。
なんたって生活費がコミコミ月4万円ほどで済むうえ、とんでもなく田舎レジャーが充実していることがWAKE HOUSEの魅力だと感じました。生活費の面で言えば近所のキャンプ場や市街地まで出ればバイトもできるので、週2回も働けば4万円は稼ぐことができます。ほかには、失業手当などを受け取る数カ月のあいだに滞在するとか、とっても良いんじゃないでしょうか(ハローワーク岐阜に出向くのは大変だと思うけど)。
レジャーの面で言えば、まず徒歩圏にきれいな根尾川が流れています。下流では鮎釣りをしてる人もいますが、そのさらに上流に位置していました。川遊びし放題です。同じく徒歩圏にとても長い散歩道があり、森林浴し放題です。苔のむした神社などもあり、神社仏閣好きな私も歓喜です。
こんなことをしてきました!
- (あいにく川遊びはしなかったけど)清流を眺めたり
- バーベキューしたり
- 線香花火したり
- ドライブしたり
バーベキューとか何年ぶりでしょうか。朝はひぐらしの鳴き声で目が覚めました。私はひぐらしの鳴き声が大好きなので、朝夕はとくに心地良かったです。
近隣にはこんな施設があります!
まずは近所を流れる根尾川。川遊びしたい方にオススメです。わたしはカナヅチなので浅瀬でパシャパシャしたり石をどけてカニを探したりしたいです。
徒歩圏にキレイな温泉施設「うすずみ温泉」があり、19時まで営業していました。その隣には道の駅 うすずみ桜の里・ねおがあり地域の特産品がいろいろ置いてます。冷房も効いてて最高。
クルマで数分走れば、樹齢1500年以上の名桜・根尾谷淡墨ザクラがあります。スケールが違いすぎる。春になると観光名所になります。
オーナーのWAKE(ウェイク)さんにお話を伺った
どうしてWAKE HOUSEを立ち上げようと思ったのですか?
WAKE:僕はもともと共生舎に入りたかったんです。共生舎へ短期滞在にいったとき、花火や川遊びをしてとても楽しかったんですよ。当時26歳で、「最後に花火したのいつだろ?」なんて思って。それが毎日できる環境ってすごいことだなって感銘を受けて。
ただ、(愛知からだと)片道7時間かかるので毎回共生者に行くかと言われると遠い。じゃあ片道2時間で共生舎みたいなところを作ろうと思って。そこでたまたま本巣市の地主さんといいご縁があって、WAKE HOUSEをオープンすることができました。
共生舎とは、田舎で生活費を抑えて共同生活をしている団体。くわしくは公式サイトをご覧ください
住人同士が気持ちよく住むための、明文化されたルールはあるのでしょうか?
WAKE:決めてないんです。住人にぜんぶ任せてあります。この間まで働いていたので、僕自身はWAKE HOUSEに常駐していなくって、常駐しない人がルール決めるとおかしなことになります。みんなに任せた結果、「週1で掃除する」とか「食事は当番制」とかルールが出来ました。自主性が機能するのであれば一番いいのかなと思います。
住人同士の連絡網みたいなものはあるのでしょうか?
WAKE:ライングループはあります。短期滞在が何泊するとか共有してます。何時くらいに帰るよ、とかも適当に共有しあってます。
近隣住民とのお付き合いはありますか?町内会とか
WAKE:仲良くさせてもらってます。町内会としてあれしなさい、これしなさいはありません。もちろん何かあれば手伝うこともあります。
ちなみにもうすぐ8月ですけど、岐阜はまだ気温が上がりますか?(この日は日中35度)
WAKE:あがりますね。WAKE HOUSEは山の陰になるから、まだ涼しいですよ
ここは困った!
なにかと「いいとこどり」なWAKE HOUSEですが、もちろんある程度の不便さはあります。わたしが感じた良し悪しを一部ご紹介します。これをどう捉えられるかは、ぜひ現地滞在して実感してみてほしいです。たとえ入居数が満室になっても「短期滞在専用ルーム」があるので短期滞在は本当におすすめします。
コンビニまでクルマで23分、市街地まで30分かかる
あとで紹介する個人商店を除くと、街へ出るのにそれなりに時間がかかります。
さいわい(花見シーズンを除いて)地元民くらいしか通らない道なので、キレイな川を見ながらのんびり市街地のんびりクルマを走らせるのが良いと思います。いっぽう市街地まで出てしまえば何でも揃っています。(公共交通機関も、原付バイク貸し出しあります!)
虫は多いね…
虫が多いのは仕方ないです。どれくらいかというと、玄関の蛍光灯にたかる虫が、これくらいです。
2階の部屋で過ごすと、網戸にしていても、どこからともなく3分に1回くらい1ミリ〜10mmの虫・蛾が入ってきました。ただし明かりを消すとほぼいなくなりました(多分)。
ある方はムカデ対策として部屋の中に蚊帳やテントを張っているそうで、印象的でした。有害な虫はツライですね。。。私がほんとうに住むならばムカデ対策グッズを山ほど買いたいと思います。
ここは良かった!
個人商店が近所
個人商店(コンビニ)と自販機が徒歩2,3分のところにあるので、ある意味めちゃくちゃ便利です。これは助かる!
スーパー安すぎ
クルマで30分ほどのところにあるスーパー、カネスエ大野店へ買い出しについていきました。このスーパー、食料品日用品が安すぎます…
うどん1玉8円、豆腐15円、鶏むね肉グラム37円などなど。ぶっ飛んでますね。これ全部WAKE HOUSEの巨大な冷凍庫でストックできます。引きこもり応援価格です。うらやましい。
土地が広い
ご近所の家とは距離もあるので室内でカラオケできます。もちろんバーベキューできます。アパート暮らしじゃありえないっ!
「除草ついでにヤギ飼ってもいいですか?」と聞いたら快くOKとの返事が!鳴き声が出てもあまり迷惑にならないらしい。。。これはマジで心動きます!!
見学・短期滞在・入居に関する問い合わせ
原則として見学、短期滞在をしてから入居決定となります。
以下のWAKE HOUSEオーナーのWAKE(ウェイク)さんに個別DMを送るか、wakehouse.share@gmail.comまでメールを送ってください。とてもいい方です!