日本にいながらベトナムに投資する方法とは?おすすめはたった1つ

この記事は2019年5月19日に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

こんにちは。

渡辺亮平です。

今回、氷河期ブログのななしさんより、「ベトナムの経済発展事情」と絡めて「ベトナム投資の魅力」をぞんぶんに語っていただきました!

INDEX
  1. はじめに
  2. なぜ今、ベトナム投資がアツいのか?
    1. ベトナムはアジアでの成長国
    2. ベトナムの人口体系
    3. 東南アジアの少子化について
    4. ここまでのまとめ
  3. 日本にいながらベトナムに投資する方法
    1. 投資方法は投資信託を利用する
    2. 一番オススメな投資信託はベトナム成長株インカムファンド
    3. ベトナム成長株インカムファンド
    4. 分配金は常に利益確定をする行為
    5. 参考までに海外ETFという選択肢もある
  4. まとめ

はじめに

日本はデフレが続くし、少子化で将来の年金も不安だ。政府が副業解禁を言っているけど、投資とか始めないと老後はかなり厳しそうだ。

そんな風に思う方は多いですよね。筆者も同感です。

しかし日本の現状を考えると、東芝や日産をはじめ粉飾決算があったりして信用は落ちています。

日本以外の先進国もアメリカ以外は少子高齢化が進み、先行きは暗く見えます。
記事内容は、新興国、とりわけASEAN諸国でも成長力の高いベトナムへの投資について投資を考えるものになります。

2011年以降,マクロ経済安定化への取組に伴い,一時成長が鈍化したが,過去数年はASEAN域内でもトップクラスの成長率を達成(2015年6.68%,2016年6.21%,2017年6.81%)

引用元:外務省> 国・地域 > アジア > ベトナム社会主義共和国 > ベトナム基礎データ

まずは大きな簡単にベトナムの事をしり、少しずつの金額で投資を考えてみるような内容です。

まだまだ成長力が豊かな国へ、将来の一部を投資して見る。そんな考え方の一つになれば幸いです。

なぜ今、ベトナム投資がアツいのか?

※写真は筆者が2017年に行った際のもの。東南アジアのたくましさを感じました

ベトナムはアジアでの成長国

上述したASEANの件でもありますが、そもそも国民性も大きく絡んでいます。

筆者は外資系企業に勤めており、ベトナムの工場へ出張に行くことがあります。
その時に感じた事は、本当に真面目な国民性とガムシャラに働く事でした。日本では土日休みが当たり前ですが、ベトナムは土曜日も働いています。

労働や給与に対しても貪欲です。弊社の工場は年々、改善を図ると共に仕入れ(賃上げ)を要求してきます(笑)

日本人とは一線を画す部分ですね。とはいえ、嫌みったらしい事は一切なく、会えば常に笑顔で、全員で会社や国を良くしていくという意思が伝わってきます。

また、東南アジアにイメージをしがちなルーズな仕事は一切せず、考え抜いた提案までしてきます。

当然、仕事で発生するイレギュラーな受注も対応をしてくれます。しかも笑顔で。

インフレもしており、現地企業とのやり取りを見ていると、高くても良いものを買うという感じがします。日本とは真逆ですね。。

昔の日本を彷彿とさせる国。それが筆者が抱いている現在のベトナムです。

ベトナムの人口体系

画像引用元:世界の人口ピラミッド(1950~2100年)ーベトナム2018

最新の2018年、ベトナムの人口ピラミッドです。豊かになるに従い少子化が起こるのが世の常です。

人口の増加は投資における最重要ポイントです。成長無くしてリターン無しです。

人口ピラミッドを見てみると確かに10歳から24歳までが減っています。しかし、0歳から9歳までも見ていると持ち直しているのが分かります。

あわせて人口カーブも確認しましょう。

画像引用元:世界の人口ピラミッド(1950~2100年)ーベトナム2018

人口動態というのは、数字の中でもかなり正確性の高い情報です。

確認して見ると2065年をピークに人口減を始めますが、まっすぐに確認をすれば40年間は人口増が続くという事です

日本を思い出して頂きたいのですが、散々少子化を言われながらもバブル崩壊まで日本は成長を続けてきました。

そう考えると非常に魅力の高い国といえます。

東南アジアの少子化について

都合の良い面ばかりを紹介していますので、ネガティブな情報もお伝えします。

現在、皆様が思っているような人口増は少しイメージ違います。

一番分かりやすい例でいくと中国です。一人っ子政策により、今後急激に人口問題がやってきます。

また成長著しいタイのバンコクを見てみると、アジアで最も少子高齢化が進んでおります。

これは、都市部と農村部の分け隔てが非常に大きいからです。特にバンコクは日本以上の少子高齢化をしている最中です。

ここまでのまとめ

  • ベトナムは国民性が真面目で仕事ができる
  • 休日も少なく働く事に貪欲(筆者目線)※春節祭という旧正月はしっかり休みます
  • 人口ボーナスがまだまだ十分にある
  • 東南アジアでは人口ピラミッドも人口体系も安定している
  • 一方で東南アジア全体では都市部は少子化が深刻化している

さて、ここまでを見て、ベトナムという国をどう感じたでしょうか。筆者は成長力に強い魅力を感じております。

では、日本にいながらベトナムへ投資をしたい、と思った場合、どういった方法があるでしょうか。

現地に行って銀行を作ったりとか面倒だ。投資といっても何が出来るのか。不動産投資?

色々な事が頭をよぎりますが、筆者が一番オススメな投資方法を1つご紹介します。

たった1つ?とガッカリしないで下さい。

儲かる話なら皆がやっていて既にお金持ちになっているか、自分で儲けているからです。

今から紹介する方法は、ゆっくり時間をかけて、ベトナムの成長力へ投資をするというものです。

日本にいながらベトナムに投資する方法

※出来れば美味しいところだけを頂きたいですよね。

投資方法は投資信託を利用する

投資信託なんて詐欺みたいな商品でしょ?とは思わないでください。

もちろん個人責任になりますが、普通の人が一番簡単に投資が出来て、もっとも効率的に資産形成ができるものです。

特に投資信託は不動産のように一度買うとキャッシュフローで苦労をしたり、個別の株式や債券のように倒産やデフォルトのリスクが分散をされます。

要するに、卵をひとつの籠に盛らずにしておいて、ベトナムの成長の恩恵をゆっくり受け取るという方法です。

一番オススメな投資信託はベトナム成長株インカムファンド

利用するのはネット証券を使いましょう。

使うのは初心者が使いやすい楽天証券が良いです。サポートセンターへの連絡もトップ画面から確認でき、メールやチャットはもちろん、電話もすぐに出来るのもオススメです。

投資信託が一番悪く言われる原因は、下がったら買い替えをさせる回転売買という手法です。

基本的に投資信託を買う時は総額の中から1.5~3%程度の手数料を支払う必要があります。

これを何回も繰り返させると、当然顧客のお金も信用もなくなること事が分かると思います。

私が提案したいのは、売買手数料無料の投資信託を購入しベトナムの成長を分配金と共に受け続けるものです。

ベトナム成長株インカムファンド

画像引用元:楽天証券ー投資目論見書より

2018年10月以降に世界的な株安があり全体的に下がったものの、純資産は増加傾向です。この投資信託の人気を物語っています。

また、この投資信託は楽天証券で買う限りは手数料が無料です。
安定した純資産総額(30億円を超えると運用が安定して、途中償還の可能性が減ります)も魅力。

なにより安定して分配金(配当)を出し続けているところですね。上のチャートも分配金を再投資した場合の数値を書いています。

分配金は常に利益確定をする行為

投資信託というと昔あったグローバルソブリン債券という商品がありました。

その金融商品は債券を中心にしており、タコ足配当などで問題があり一時期世間を賑わせました。

ベトナム成長株インカムファンドは株式を主体としているため、配当を意識しながら株価の成長も受け取ることが出来る商品になっています。

分配金は年4回です。

「ベトナム成長株インカムマザーファンド」を通じ、実質的に、ベトナムの取引所に上場する株式ならびに世界各国、地域の取引所に上場するベトナム関連企業(ベトナムで営業を行う、もしくはベトナム経済の動向から影響を受けるビジネスを行う企業)の株式に投資を行う。原則、為替ヘッジをしない。

引用元:楽天証券

筆者は配当や分配金を悪くは思いません。投資に対して常に一定間隔で利益を確定させる行為だからです。

ずっとリスク資産を握ったまま持っておいて、いざリーマンショックのような暴落があった際、全てが半額にならず、配当として貰ったものを別のもので運用したり、ちょっとした贅沢を選ぶ事が出来ます。

私自身も、実際に米国高配当株式ETFという金融商品をもっております。

参考>>VYMは米国高配当株式へ投資が出来る海外ETF

ベトナム成長株インカムファンドの安定性と分散性

平均リターンはどれも同じくらいですが、マイナスの幅に注目をしたいですね。日本株式、先進国株式、新興国株式のどれよりもマイナス側での振れ幅が小さいです。

また業種もしっかり分散をされており、安心が出来ますね。銀行や不動産の比率が多いのは新興国では多くある事です。

その次に生活必需品である食品や公益事業が含まれている点にも注目したいですね。人口が増えるに従い、嗜好品や公共事業は伸びる傾向にあるからです。

30~40年前の日本を思い出すと参考になると思います。(そのせいで我々世代が困っているともいえるのですが。。)

参考までに海外ETFという選択肢もある

上場した投資信託である海外ETFという選択肢もありますが、こちらも日本にいながら投資を出来るのですが、積極的にはオススメをしません。

初心者には少しハードルが高い為です。

まず外国株式口座を作り、アメリカの市場から直接取引をする事になります。

また、取り扱う商品は日々かかる信託報酬が安いものの、ベトナム全体に投資をするもので、その成績は今一つぱっとしません。

日本でいう日経平均やTOPIXといった存在です。

VNM(ヴァンエック・ベクトル・ベトナムETF)という商品の5年チャートを確認して見ます。

ぱっとしない原因にはいくつかありますが、新興国市場は効率的ではない、という事です。

まだまだ成長の見込みが高いアクティブな運用の方が旨味がある。そんな市場です。

反対に先進国は各国を代表する市場平均(日本なら日経平均、アメリカならダウ工業平均)を選ぶ方が効率的と言えます。

まとめ

  • 今、ベトナムの投資がアツい
  • ベトナムはアジアでの成長国
  • 勤勉な国民性と豊かさを望む貪欲さを兼ね備える
  • 人口は2065年まで成長を続ける
  • 投資は、楽天証券で投資信託を利用する(SBI証券ならキャピタル-ベトナム成長株インカムファンドで代用可能)

ASEANの中でも成長国の一翼です。今後もしっかりとチェックをして行きたいですね。

書いた人:ななし@氷河期ブログの人

氷河期世代を経験しながらも、投資やお金をしながら老後資金を蓄えるメディア(氷河期ブログ)を運営中
氷河期ブログ


ななしさん、すばらしい記事の寄稿をありがとうございました。

ベトナム人は勤勉という話は私も聞いたことがありました。

実際に香港などで知り合ったベトナム人も、ハングリー精神を持つ勉強家でした。ここにも国民性があらわれているというのは、その国の今後を占う、いい指標と言えそうですね。ベトナムは、亮平も必ず行きます!