カンボジアといえば、アンコールワットがあまりに有名ということもあり、石や岩といった灰色と、青空のイメージが強いですよね。
じつは、カンボジアにもエメラルドグリーンの海を臨むビーチリゾートがあるんです!
それこそがシアヌークビル。
日本人にはまだ馴染みがうすいですが、アジアリゾートが大好きなヨーロッパ人からは注目を集めています。
そして、シアヌークビルはいま猛スピードで開発が進んでいるってご存知でしたか?
今回は、そんなシアヌークビルについて詳しくご紹介します。
シアヌークビルはどこにある?
シアヌークビルはカンボジア南西部、タイランド湾に面した半島にある街です。
タイランド湾に浮かぶ島々も、楽園の島として人気の観光地になっています。
プノンペンからはバスで4時間ほど
首都のプノンペンからは、バスを使って4時間~6時間で行くことができます。
プノンペン~シアヌーク間は、カンボジアの主要道路ということもありバスの本数も多く、スムーズに移動ができます。
アンコールワットとセットで観光できる!
アンコールワットの拠点であるシェムリアップからは、空路で約1時間の手軽さです。
シェムリアップ空港からシアヌークビル空港まで、おもに1日3便が運航しています。
その利便性から、アンコールワットで歴史を感じ、シアヌークビルで海を堪能してから帰るのも人気の観光ルートになっています。
高級リゾートホテルもたくさんある!
豊かな自然と美しいビーチがシアヌークビルの最大の魅力。
いまは巨額の資金が投入され、ビーチリゾートとしてものすごい勢いで開発が進められています。
世界に名だたる高級リゾート地にも負けない、シアヌークビルのリゾートホテルを見てみましょう。
ソカ ビーチリゾート シアヌークビル
目の前に広がる白浜のプライベートビーチが圧巻の5つ星ホテル。
広大な敷地には、屋外プールやスパ、テニスコート、24時間利用できるフィットネスクラブがあります。もちろんレストランやバーも充実。
ミニバーやバスタブを備えた客室は、全室44平米以上!
広々としたお部屋で、景色を眺めながらのんびり過ごすのもよいでしょう。
シアヌークビル空港から車で25分、市内からは車で5分と好立地も人気の理由です。
インディペンデンスホテル
ホテル棟のほかにも、ヴィラやロッジなどの宿泊施設が選べる4つ星ホテル。
種類豊富なプールに、クメール式のマッサージが自慢のスパ、フィットネスジム、テニスコート、釣り場など、充実した設備で滞在中は飽きることがありません。
窓からの景色も素晴らしい客室では、無料Wi-Fi、24時間ルームサービスが利用できます。
ホテルから出ているシャトルバスを利用すれば、市内中心部にも気軽に出ることができます。
ソン サー プライベート アイランド
名前のとおり、プライベートビーチならぬプライベートアイランドが満喫できる5つ星ホテル。
島には宿泊者しかいないので、手付かずの自然の中で、贅沢な時間を味わうことができます。
ウォータースポーツはもちろん、バードウォッチングや無人島探検などアクティビティを思いきり楽しむもよし。
水上レストランで、地元の食材に舌鼓を打つもよし。
アジア有数のアイランドリゾートとして、訪れる人を虜にしています。
島にはシアヌークビルの港から、宿泊者専用のスピードボートで30分で到着します。
ホワイト ブティック ホテル&レジデンシーズ
コロニアル様式のおしゃれな建物に、19室の客室を備えた4つ星ホテル。
専用ビーチから夕陽を眺めたり、プールサイドで高級イタリアンを楽しんだり、思い思いにラグジュアリーリゾートを満喫できます。
もちろん、開放感あふれる客室も自慢です。
なにより、ゴールデンライオンズをはじめ、プサールーマーケットやソカービーチなど、シアヌークビルの観光地に行きやすい好立地!
ホテルも観光も楽しみたい人から、人気を集めています。
レンリゾート シアヌークビル
モダンでラグジュアリーな雰囲気で統一された4つ星ホテル。
そのおしゃれ度は、シアヌークビル随一かもしれません。
ロマンチックな時間を楽しみたいカップルにおすすめです。
プライベートビーチ、屋外プールはもちろん、子供用プールや乗馬施設まで用意されているので、家族連れにも人気。
24室ある客室には8つのカテゴリーがあり、ストーンバスに入れる部屋、バルコニーからプールに直結の部屋など、それぞれに違った楽しみ方ができるそう。
1度訪れると、リピーターになってしまうのも納得ですね。
カジノでも観光客を呼び込んでいる!
シアヌークビルは、じつはカジノタウンの顔も持っています。
他の都市にもカジノはありますが、シアヌークビルはビーチリゾート&カジノタウンとして開発中です。
2018年にはカジノだけで40あまりも建設されたそう。
おもに中国人を中心に、カジノを目当てに訪れる多くの外国人観光客で賑わっています。
シアヌークビルには2つの経済特区がある!
経済特区とは、経済発展を目的に、法的にも行政的にもいわゆる特権を与えられている地域のこと。その特権によって外国資本や技術などを導入し、ほかの地域に先駆けて開発を進めているのです。
そして、これらの経済特区が国全体の経済をけん引しています。
カンボジアには、現在20以上の経済特区があり、実際に稼働しているのは8つ。
シアヌークビルには、このうちの2つの経済特区があります。
シアヌークビル港経済特区
1つは港に隣接した地域にあるシアヌークビル港経済特区。
日本の円借款を利用して開発され、カンボジアの公社が運営する公的な経済特区となっています。
王子製紙など3社の日本企業も進出。(※2018年1月時点)
また日本の技術を活用したインフラ整備も進んでいます。
日本の国際協力機構(JICA)は公社の大株主となっており、筆頭株主であるカンボジア政府とともに日本がその運営を支えています。
シアヌークビル経済特区
もう1つが、シアヌークビル空港から程近くにあるシアヌークビル経済特区。
こちらは、中国企業によって開発されました。
カンボジア最大の工業団地があり、敷地面積も労働者数も、シアヌークビル港経済特区とはケタ違いの規模になっています。
すでに中国企業を中心に100社以上が入居していて、さらに200社を誘致するとのこと。
こちらは、「中国マネー」によって怒涛の勢いで開発が進められています。
まとめ
シアヌークビルは、いまやシェムリアップに次ぐ一大観光都市に成長しつつあります。
高級リゾートホテルもたくさんあるので、美しいビーチを眺めながら極上のリラックスタイムを過ごせるでしょう。
海辺でのんびりしたら、カジノでとびきりの興奮を味わうこともできます。
そして、その経済発展には日本と中国がふかく関わっているのですね。
ますます発展をつづけるシアヌークビルに、これからも注目していきたいと思います。