【第1回目その2】声には方向性(指向性)がある。風船トレーニング
声の指向性とは

この記事は2020年2月6日に書かれたもので、内容が古い可能性がありますのでご注意ください。

声には方向性(指向性)があるのを知っているでしょうか。

たとえば野球の応援などで使うメガホンも、声を「前方に集める」ための道具です。

では、メガホンを一切使わずに、2メートル先の人に話しかけたり、10m先の人に話しかけたりとコントロールできるでしょうか?

答えはもちろんできます。その際は自分の身体を使ってコントロールするはずですよね?

わたしたち人間の身体を「CDコンポ」に例えてみます。

こう考えると分かりやすいです。

  • 身体→CDコンポ本体(音源を作るところ)
  • 頭部→スピーカー(音が増幅して出るところ)

ここで重要なのは、頭部がスピーカーであることです。まずは頭部のスピーカーさえうまく操れば、音の方向性は決められます。

INDEX
  1. ▼身体(CDコンポ)を鍛えるトレーニング

▼身体(CDコンポ)を鍛えるトレーニング

いっぽう、CDコンポ本体(音源を作るところ)の出力がしっかりしていないと、いくらスピーカーで音を増幅再生しても、貧相な音になります。

その貧相さをスピーカー側でがんばって補おうとするから、割れた音になったり、痛めたりと無理が生じるわけですね。

身体(CDコンポ本体)を鍛えるトレーニングは簡単です。

風船を膨らませるだけ!

ただし、ふくらませるときに頬がぷくっと膨らんでいるのはNGです。あくまで頬はすぼめてください。

頬にはまったく力を入れずに風船へ空気を送り込めることが理想です。でも最初は難しいので頬を力ませて、頬がぷくっと膨らまないようにしてもOKです。

1分間に20回膨らませるチャレンジをしてみましょう。疲れるけど、案外できます!

トレーニング後、おへその上からみぞおちにかけて疲労感があればそれが正解です。

持ち上げた息を逃がさず風船へ入れるために力む場所が、その疲労感のある場所の正体です。

これを続ければ必ず芯のある声が出てきます。

一番効果を実感しやすいトレーニングがどれかと言われると、この風船と言っていいでしょう。

わたしもダイソーで風船を100個ほど買って、トレーニングしています!

がんばりましょう!つづきます

【第2回目】歌うと喋るの違いって?鼻唇溝を鍛えるトレーニング